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ブラウザと小説の新しい関係を模索する

書籍をネットで無料配布すると、売り上げに響くか

 本をネットで無料配布してみたら、する前に比べて11パーセント売り上げが伸びたよ、という記事がBoingBoingで紹介されていますが(元記事はこちら)、コメント欄は否定的な反応ばかりですね。

電子書籍を読むデバイスがまだ一般に普及していないからだよ。普及したら、無料PDFの配布は、そのまま印刷版の売り上げを落とすだけだろうね」

「Random Houseのような有名な出版社だから、そういう宣伝に成功したんだ」

「そんな風に無料データが配布されるのが当たり前になったら、僕は幸せだよ。もちろん、金なんて払わない。タダ読み読者になる気マンマンさ!」

 そういえば僕は以前、一期一会というP2P出版システムを作る際、参考の為に「Winnyの技術」という本を買いましたが、この本のPDFがネットで無料公開されていることは知った上で、印刷本を買いました。技術書だと、あれこれ書き込みながら読むことが多いので、印刷版で欲しくなるのです。

 でも、技術書じゃなくて小説とかだったら……ただ読みしちゃうんだろうなぁ。