nehan.jsが、text-align:justify
に対応しました。
縦書き文庫では既に、ビューアーのbodyに対してjustify
が設定されています。
これを設定すると、例えば行末に赤い部分のような微妙なスペースがあっても…
揃えた後はこんな風に、行末が揃います。
あらゆるケースで完璧に揃うわけではありませんが…まあ大抵は揃うようになっています。
ちなみにjustify
を指定すると、少し変換が遅くなります。
自分の環境では20%ほど遅くなりました。
それだけのコストを払った結果、たまに行末がちょろっと揃うだけという状況をどう考えるか…というところなのですけど。
そもそも横文字が入らない小説だと、なにもしなくても大抵は揃っちゃうんですよね。
ちなみに禁則のことは、英語で(japanese) hyphenationというのだそうです。
余談
均等揃えとか行末揃えについては、日本語組版処理の要件を、ちょろっと斜め読みした程度ですが、ざっくりいうと
- まずベタ組を保つことが最優先
- その上で、まず削れるところを削り、次に空ける
みたいなことらしいです。
ただ自分の感覚では、カッコや句点読点の前後にあるスペースが狭くなるのは好みじゃなかったので、そのケースでは削らないようにしました。