chromeそのものを速くするわけじゃないですが、大抵のウェブサイトを高速に表示させる方法があります。
それは、今やどこもかしこも「埋めこむのが当然のマナー」みたいになってる「twitterボタン」と「facebookボタン」をブロックすることです。
chromeにはNotScriptsという、firefoxのNoScriptと同じようなことをしてくれるアドオンがあるので、これを導入します。
じゃあなぜSNSボタンをブロックすると早くなるのか。
それは、これらのボタンがiframeを使っているからです。
iframeはブラウザ版のforkのようなもので、個別にjs/css/domなどのトップレベル環境を新規に作成するタグです。
もちろん独立したトップレベルの組版環境は有意義なものではあるのですが、たかだかボタン一つのために作るのはちょっと……と思います。
それが主要SNSの数だけ埋め込まれるわけですから、重くなって当然ですよね。
実際このアドオンを入れて、SNSボタンが表示されなくなるだけで、殆どのサイトが軽くなります(このアドオン、scriptだけじゃなくてiframeのブロックにも対応しているのです)。
ただ、スクリプトが走らないと動かないサイトもあるので、サイトごとにリソースのブロック・アンブロックを設定したいところですが、それをするためには、ちょっとだけアドオンのソースに書き加える必要があります。
でもそんなに複雑なことじゃありません。
インストールするとタブが開いて「パスワード設定して」と案内が出るので、その通りにするだけです。
具体的には、Windows XPなら
%userprofile%\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions\odjhifogjcknibkahlpidmdajjpkkcfn
Windows Vista/7なら
%userprofile%\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions\odjhifogjcknibkahlpidmdajjpkkcfn
Mac OS Xなら
~/Library/Application Support/Google/Chrome/Default/Extensions/odjhifogjcknibkahlpidmdajjpkkcfn
Linuxなら
~/.config/google-chrome/Default/Extensions/odjhifogjcknibkahlpidmdajjpkkcfn
にそれぞれ移動し、その中にある「CHANGE__PASSWORD__HERE.js」というファイルを開いて、中の
const ENCRYPTION_PASSWORD="";
の部分に自分のパスワードを打ち込んで、ブラウザを再起動するだけです。
ただこのパスワード、最低でも20文字以上が必要なんで、それだけ注意が必要ですね。
opensslが入ってるなら
openssl rand -base64 32
とかが手っ取り早いかも。