縦書き文庫の青空文庫作品は、作者別には検索できますが、シリーズごとには揃っていない状態でした。
そこで完結済みのものをいくつか選んでまとめてみました。
- 夜明け前(島崎藤村)
- ジャン・クリストフ(ロマン・ローラン)
- レ・ミゼラブル(ビクトル・ユーゴー)
- 私本太平記(吉川英治)
- 鳴門秘帖(吉川英治)
- 宮本武蔵(吉川英治)
- 三国志(吉川英治)
- ダブリンの人たち(ジェイムス・ジョイス)
- 大菩薩峠(中里介山)
それぞれ人気のある作品なのですが、自分のお勧めは「夜明け前」です。
激動の幕末期を、武士の視点からではなく農民(といっても庄屋さんですが)の視点から書いた作品です。
幕末の小説というと、とかく斬った斬られたという話しが多くなりがちなのですが、その背後で暮らしていた市井の人々の生活感はどういうものだったのか?
そういうことを知りたい人にはオススメの作品です。
(2023/10/29 追記)