anti scroll

ブラウザと小説の新しい関係を模索する

nehan.jsが複数ページに渡る論理的な回りこみ処理(論理フロート)の解除に対応しました。

リポジトリ上のnehan.jsで、論理的な回りこみ処理(論理フロート)の解除を実装しました。

回り込みを解除するスタイル設定ですが、通常のcssでは、

.clear-left{ clear:left }
.clear-right{ clear:right }
.clear-both{ clear:both }

などと書くところですが、nehan.jsでは

.clear-start{ clear:start }
.clear-end{ clear:end }
.clear-both{ clear:both }

のように、縦書き横書きに依存しない論理方向でクリアを指定します。

leftstartに、rightendに対応している点に注意して下さい。

サンプル

例えば「あいうえお…」から始まる文字列で、回りこみを解除することを考えます。

何も解除しないとこうなるものとします。

f:id:convertical:20150718172002p:plain

ここから「あいうえお…」の文字列をclear:endすると、こうなります。

f:id:convertical:20150718172055p:plain

ここから「あいうえお…」の文字列をclear:startもしくはclear:bothすると、こうなります。

f:id:convertical:20150718172113p:plain

start方向の回り込み要素のほうが大きいので、こっちを解除すると結果的にbothと同じ結果になります。