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ブラウザと小説の新しい関係を模索する

アメリカにおける技術書の電子出版ノウハウを綴ったブログが面白かった

アメリカではすっかり電子出版が一般化しているようです。しかし実際はどんな感じなのか知らなかったので、興味本位で読み始めたら面白かった記事を紹介します。

$16,228 earned, 1014 copies sold: Lessons learned from a year as a self-published author

sublime textというエディタの技術書を出版した経験について綴られています。

結果的にかなり儲かったみたいです。副業で書いた電子書籍が1000部も売れて、日本円で160万ぐらいになったなら、そこそこ成功した例なんじゃないでしょうか。

内容を要約すると、こんな感じです。

  • twitterは営業ツールとしては殆ど役に立たない。フォロアーをカスタマーに変えることは難しい。
  • 一方でメールは最強の営業ツールである。
  • 値段は相場(アメリカでは$9.99が相場だと思われている)じゃなく、自分が考える価値で付ける。安売りしない。
  • 自分の場合は$19で売り出した。sublime textを使うような顧客はリッチな客が多いと踏んだからだ。
  • 自分の使っているLeanPubというサイトでは、購入者が好意で余計に払うことが出来るオプションを設定できるのだが、38%もの購入者が余計に払ってくれた(中には$50出してくれた人もいた!)。それは全売り上げの48%にも上った。
  • 営業活動が突如として泣かず飛ばすになって、売り上げが横ばいになることもあるけど、めげない。いつブレークするかは誰にもわからない。
  • 自分の場合は有名ブロガーに紹介されたり、他の出版社から出版を依頼されたり、他の執筆者に一緒に書籍のセット売りをしないか、と持ち掛けられたりした。
  • 技術書を出版した上で後悔していることとしては、初版に内容を盛り込みすぎたこと。技術変革のスピードは速い。書いてすぐに内容が陳腐化してしまった。コンパクトなボリュームを、タイムリーに出すほうが良さそうだ。


こういう感じです。

とにかく営業ツールとしてのメールの強力さを強調しておられるように感じました。

実際この方のブログを見ても、記事の最後とかサイドバーの目立つ場所にメーリングリストへの登録案内があります。

それだけメールを重視しているということなんでしょう。

ホームページもツイッターも、こういう風に明確な目的を持った上で運営したら、結果に結びつきやすいのかもしれませんね。

この方も始めたばかりの頃は、100人ぐらいしかフォロアーがいなかったし、ブログも両手で数えられるぐらいの人数しかアクセスがなかった、とのこと。

何事もやり方しだいってことなのかなあ……

何かしらの電子出版を志している人にとっては、参考になる話しなんじゃないでしょうか。